特別児童扶養手当ご存じですか?
私は愛の手帳受け取りの際にこの手当の説明を受け初めて知りました。愛の手帳やこういった手当については自分で情報収集しないとなかなか知る機会がないように思います。
お世話になっていた療育センターのSWさんからこういった情報はまったくありませんでした。こちらから聞けば教えてくれたと思いますが、そういった制度についての知識がないとなかなかこちらから聞くという事は難しいように思います。(税金などとられるものは勝手に取られるけど、受け取るものは自分から動かないと受け取れないですね‥‥。)
特別児童扶養手当について細かな情報は各自治体のHPなどを参考にしてください。
ここでは、実際に手当を受けている立場から手当受給までの流れなどをまとめています。この手当について知らなかった方、申請を考えている方はぜひお読みください!
特別児童扶養手当とは
精神や知的・身体障害者などで政令の定める程度以上にある20歳未満の児童について、児童の福祉の増進を図ることを目的として、児童の父・母又は療育者に支給される手当です。
有期認定の手当となり2年おきに医師に診断書を書いてもらい再度認定を受ける必要があります。(障害の種類によっては診断書は省略できる場合あり)
横浜市の場合、4か月分まとめて、年に3回手当が振り込まれます。支給には所得制限があります。
療育手帳B2の息子の場合
特別児童扶養手当は、1級と2級に分かれていて支給額が異なります。愛の手帳B2ですと支給対象かそうでないかのギリギリのラインだそうです。(支給される場合2級の対象となります)
区役所の担当の方からは、気になりましたらご相談くださいと案内されました。対象者の基準一覧を見ても息子が当てはまるのかは判断できないような内容だったので、初めは当てはまらなそうだから申請はしなくてもいいかなと思っていました。
支給の判断については、判断する方と直接面談をするわけではなく、主治医の診断書を元にされるそうです。診断書を見た判断を担当する方が、どう判断するかによって支給されるかされないかが変わってきます。
基準一覧を見るとご本人・養育される保護者の方双方が大変な方のための手当なんだろうなと思い、息子程度で申請してもよいのかと思いました。でも、手当を受けれる・受けれないは私が判断するわけではなく、判断を担当する方がしてくれるのでとりあえず対象になるかもしれないのなら申請してみようと思いました。
当時の息子の主治医に相談してみると、日常的に親の目や介助が必要であれば支給対象となると思いますよとの事。嘘はかけないけど、日常的に介助が必要な部分をしっかり診断書に記載しましょうと診断書を作成してくれました。
再認定を受ける時、気を付ける事
有期認定なので2年おきに再度申請が必要になります。申請時期が近くなると書類が送られてきます。
息子の場合、初めの診断書は療育センターで受診していた際に、お願いをして作成して頂きましたが、息子の地区の療育センターでの診察は未就学児のみだったため、小学校入学後は医師の診察を受けていない状態でした。児童精神科が少なく、あっても予約が取りにくいというのと、投薬がなかったので受診の必要がないかなとも思っていました。
児童相談所で医師の診察を受け、診断書を書いてもらえると聞いていたのでそれで良いかなと考えていました。
しかし、考えが甘く児童相談所も医師の診察を受けるための予約が取りにくい状態でした。(コロナ禍という事もあったかもしれませんが)キャンセルと新規予約開始日を待ちつつ、主治医を探してくださいとの案内が児童相談所からありました。
病院を調べる区域を広げて、何とか期日までに病院を見つけ診断書を作成してもらう事が出来ました。
数か月や1年おきの診察ならば、少し遠くの病院でも主治医の先生がいてくれるのは心強いなと思いました。(息子の場合は、車で1時間くらいの距離のクリニックです)将来的にも診断書などが定期的に必要になってくると思うので、かかりつけの病院を見つけておくのは重要だなと思います。
支給された手当の使い道
支給された手当は、息子の通帳に定期的に移して使用しています。学校や放課後デイサービスの引き落としなどはこの口座を利用するようにしています。
発達障害のあるお子さんがいらしても、フルタイムで働きながらしっかり子育てされている方もたくさんいらっしゃいますが、私の場合は、体力的にも精神的にもそれが難しかったので、この手当のおかげで少しパートの時間を減らし、自分や息子にかける時間を増やす事ができたのがとても良かったと思っています。
特別児童扶養手当を受給してみて
やはり、お金はないよりあった方が良いと思います。扶養者に支給される手当なので扶養者が息抜きに使ってもいいと思いますし、子供のために使っても、貯金しておいてもいいのではないかと思います。
所得制限や、判断によっては手当を受け取れない場合もあるので、こんな手当あるみたいだよ~程度に話す事はありますが、手当の受給についてはあまり周りの方に話さないようにしています。
支給が受けれるかのギリギリのラインでも、申請する事はできるのでまずは区役所の担当の方や、主治医の先生がいらっしゃれば先生に相談してみてはいかがでしょうか?
最後までお読み頂きありがとうございました☺
こんにちは!ご覧いただきありがとうございます。