目次
お兄ちゃんとして、優しい一面もでてきたよ~
4歳の母子手帳の記録。気になるところは…
●片足でケンケンをしてとびますか
●自分の経験したことをお母さんやお父さんに話しますか
●いつも指しゃぶりをしますか(この質問ははい)
ケンケンパやスキップは息子にとっては難しいようで、まったくできませんでした。
これが出来ないとだめなのかな?と当時は不安になっていましたが、できた方がいいのかもしれないですが、できなくても特に困った事はないのであまり気にせず、苦手な事に気づけたな~できたらいいな~くらいに思うようにすると気が楽ですよ☺
縄跳びは、連続して跳ぶことが出来ず、回して→跳んで(正しくは、縄をまたぐ感じ)みたいなひとつひとつの動きをするような感じでした。跳べなくても楽しそうに練習していました。
言葉でのコミュニケーションは相変わらずで、保育園帰りに『今日何したの?』など聞いても答えはありませんでした。先生から様子を聞いているので、返事がないと『公園いったんだよね』などと言って、帰りは同じ質問をするようにしていました。いつか返事が返ってくるかもと期待しながら続けました☺
この頃の好きな遊び、過ごし方・苦手なこと
ビー玉やボールが転がるおもちゃが好きだったこともあり、くもんのくみくみスロープというおもちゃでよく遊んでいました。組み立てに手伝いが必要でしたが、説明書を見ながら頑張って組み立てていました。ビー玉が転がっていく様子をじーっとみて楽しんでいました。
育脳タワーという立体パズルも好きでよく遊んでいました。どうしたらよいか考えるというよりは、ピタッとはまる事を楽しみたいようで、回答集をカンニングしながら取り組んでいました(笑)カンニングしているのに、出来上がると『やった~』と大喜びするのでかわいいな…と思いながら見ていました。
数字を書くことができていたので、足し算を教えてみました。1桁の足し算はすぐにできるようになりました。
視覚優位の特性があるので、『さわって学べる算数図鑑』という本を買ってみました。計算や、図形などが目で見てわかりやすくなっている本なのですが、気に入ってよく見ていました。
この頃から、動物に少し興味を持つようになり、牧場に遊びに行くと乗馬(スタッフさんが付き添って一周するやつです)をしたい!と言うようになりました。
保育園での様子
特別仲の良い子はいませんでしたし、1人で過ごす事が多かったですが、クラスの女の子が優しく接してくれているようでした。
先生から、えいくんは●●ちゃんが優しいから大好きみたいです と聞きました。優しく接してくれていた事を知って、とても嬉しくありがたい気持ちでした。
運動会やお遊戯会などでは、衣装を着る事を嫌がり、ひとり普段着で参加しました。競技などに参加するのは嫌ではないようで、息子なりに楽しんで参加していました。
自由画は、人を描く事はほとんどなく(見本があると描くけど自分からは描かない)数字や文字を書いていました。周りの子の描く絵と全然違うので、掲示されているのを見るのが少し辛かったです(涙)
帰りの会をしている時間に、お迎えに行くことが多かったのですが、覗いてみると教室の隅の方でゴロゴロしている事が多かったです…。指しゃぶりとお気に入りの絵本を片手にくつろいでいました。同じ場所で座って話を聞く事が苦手なように思いました。
お着替えがひとりでできる工夫
保育園では、午睡前に着替えをするのですが、洋服のまえとうしろを気にせずに着てしまう事が多かったです。わかりやすいように工夫したかったのですが、それがないとわからない状態になってしまうのも後々困ると思ったので、なるべく簡単に・もともとあるものを目印に判断できるように声掛けしました。上はなるべく前側に柄のあるものや、胸元にワッペンをつけるなど工夫しました。ズボンは、チャックなどがあるとわかりやすいのですが、スウェットみたいな腰回りがゴムのものを着る事が多かったので、前側の真ん中に印を縫い付けて目印にする方法に落ち着きました。
障害があるからこそ身だしなみは人一倍気をつけたいと思っていました。
肌着など無地の物は、8歳現在も反対にきていたりしますが、ズボンは印がなくてもはけています。
療育での様子
3歳の後半から通い始めた療育ですが、4歳も引き続き通える事になりました。年中さんの年は、保育園に週4、療育に週1で通っていました。
良い一面と悪い一面
療育では1日の活動を、パネルで掲示してくれていて、朝にみんなで1日の予定を確認していました。
息子は数字が好きなので、時間や順番の書いてあるスケジュールパネルが大好きでしたし、それに沿って行動する事ができていました。
ある日、予定に合ったプログラムを行う教室が急に使えなくなってしまい、予定が変更になりました。突然の変更に対応できなかった息子は教室の入口で大泣き。変更になったプログラムには参加できませんでした…。
スケジュールで行動しやすくなるけど、急な変更があるとそれに対応できず大変だなぁ。先の見通しを立てすぎるのも良くないのかも。
そして、変更があった場合の伝え方も工夫が必要だとわかりました。
療育に通う前は、軽い癇癪を起す息子にあたふたしたり、イライラっとしてしまっていたのですが、癇癪を起している原因やどうしたらよいのかを考えられるようになりました。
息子の気持ちになって考えてあげれていなかったな~と反省です。療育の中での癇癪はまだ冷静にいられるのですが、街中とかだと恥ずかしさや自分に情けなくなって早く帰りたい!という気持ちになってしまいます。
息子は急な予定の変更(特に自分が楽しみにしていた予定の場合)に対応できず、軽い癇癪を起す事がありました。日頃から、『予定は変わる事もあるんだよ~』と、意味が通じているかはわかりませんがそのように声をかけるようにして、変更がある場合は丁寧に変更を伝えるようにしていました。それでも癇癪が起きてしまった場合は、人目につかない安全な所に移動して、少し距離をとって落ち着くのを見守るのが一番良い方法でした。
療育に来ていたママさんの一言
療育のクラスのママさん達と話をしていた時のこと。運動会シーズンだったので運動会の話をしていました。
私は、運動会や発表会は楽しみな反面、行きたくないな…という気持ちが正直ありました。というのも、息子が周りに迷惑をかけないか心配だったり、まわりの子との違いを改めて見せられているようで落ち込んでしまうからです。
同じように思っているママさんがいて、今年の運動会は参加しないつもりと言っていました。私も、息子が行きたくないと言ったらそれもいいかもなと思って聞いていました。すると、別のママさんが
『周りを気にして参加しないの?他人の子なんてだれも見てないから気にしなくても大丈夫だよ』
と言いました。
言われてみれば確かに…。
妹はえいたろうのような心配がなかったので、なんの心配もなく運動会や発表会を見に行くのですが、この言葉の通り周りの子の事はほとんど見ていません(笑)
『えいたろうくんってなんか違うよね…』と周りの方に思われてしまうのではないかと不安に思っていた気持ちがあったのかもしれません。うまく言えませんが、このママさんの一言を聞いて気持ちが軽くなったような気がしました。悪い方に考えるのではなく、少し楽観的に考えるのも大切だな~と思いました。
小学校はどうするか考え始める
療育に通っている子は、通常級・個別支援級・通級・特別支援学校など小学校への進路がさまざまです。子供にあった進路を考える事が、年中さん頃から始まりました。
療育センターでは、先輩ママさん方がいらして体験談を聞かせてもらう集まりがあったり、入学前の1年間の、進路によっての動き方などの説明会があったりしました。
個別支援級に通う場合は、春頃から説明会や通学予定の校長先生と面談する必要があるため、年中さんくらいから進路を考えておく必要があるのかなと思いました。
療育の利用終了…
療育は、利用を希望される方が多いようで、状態が安定していると判断されると利用が終了となってしまうようです。息子も次年度の利用継続はなしと言われました。
小学校まであと1年あるのに…ちょっと不安
翌年から利用できるところはないかと、民間の療育を探しましたが、定員がいっぱいで利用する事ができませんでした。
うんちがトイレでできない!!
日中はパンツやトレパンで過ごしていました。おしっこはトイレで出来るのですが、なぜかうんちはできませんでした。しかも、うんちをして気持ち悪いはずなのに、『うんちしたよ~』『パンツかえて~』とも言わない。言えないのなら嫌な顔をしたりすればよいのにそれもしない。いつも通りにうんちをしたまま遊び続けているのです。私が匂いで気付いて、パンツを交換するという事が続いていました。
妹(0歳)と並んで、4歳のうんちを変えながら、『一生このままだったらどうしよう』とすごく不安になりました。
せめて、うんちしたよ~ってママに教えてよ…
ある日、フッと息子は視覚優位なんだよな~と思い、紙にトイレに息子が座っている絵を描きました。横にうんちの絵を描いて、『うんちはここでするんだよ』と言ってみました。
嘘みたいな話ですが、息子がサッと席を立って、トイレにむかいました。そしてそのままうんちをしたのです。私はびっくりして、めちゃめちゃ息子を褒めました。それ以来、うんちをトイレでするようになりました。
偶然なのか、なんなのか。あんなに悩んでいた事が一瞬で解決したのは今でも不思議です。
言葉で言ってダメなら、イラストを交えてみると伝わるのかもしれません☺
振り返ってみて思うこと
『発達障害』と診断を受けていても、本人にとってはそれが普通の事で、息子からしたら私たちが風通ではないわけで…。そんな私も自分が普通と思っていたけど、周りからみたら普通ではないかもしれないかも…etc.そんなことをよく考えた1年でした。
どんな状況でも、人に迷惑をかけずに息子が楽しく暮らせればそれが一番なのかなと思うようになりました。そのためには、息子も頑張らないといけないし、私たち家族も頑張らないといけない事がたくさんあります。療育や周りのかたの力を借りながら、息子が将来困らない様にできる事を増やしていってあげたいなと思いました。
最後までお読み頂きありがとうございました☺
こんにちは!!
息子が4歳の時は、まるまる1年親子併行療育に通った年でした。小学校の事なども少しづつ考え始めた頃でもありました。