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母子手帳の記録に『いいえ』の回答が…
母子手帳の保護者の記録を記入していて、【1歳の頃】の記録あたりから、質問に対して『いいえ』の回答をする事がでてきました。
【1歳の頃】
●バイバイ、こんにちはなどの身振りをしますか
●大人の言う簡単なことば(おいで、ちょうだいなど)がわかりますか
【1歳6か月の頃】
●ママ、ブーブーなどの意味のあることばをいくつか話しますか
●後ろから名前を呼んだとき、振り向きますか
記録を確認すると、この4つの質問にいいえと回答していました。
言葉がなかなか出てこず、コミュニケーションをとる面に遅れがあるのかなと不安でした。気づくとスマホで ”1歳 言葉遅い” とか検索をするようになりました。発達障害について知ったのもこの頃だったと思います。
1歳6か月健診で感じた周りの子との違い
1歳6か月健診は、区役所で行われました。受付順だったので混雑したロビーで順番を待っている時のこと。
私にはママ友がいなかったので、息子と同じくらいの子と一緒に遊ぶという事がほとんどありませんでした。同じくらいの年の子の中で息子はとても浮いて見えました。いままで気づかなかった息子の様子に気が付いたのでした。
●周りの様子に無関心(に見えた)
たくさんのお母さんや同年代の子たちがいるのに、まったく気にする素振りもなくひたすら一人で歩き回っていました。座って待つことができず、階段を見つけるとひたすら登り続けていました。初めての場所が楽しくて、目はキラキラとひとり楽しそうに動き回っていました。
階段に夢中になりすぎて、全く私の方を見ないな…というのが気になりました。その場から私が離れてもきっと登り続けていたんじゃないかなと思うくらい、もくもくと階段を登っていました。
この年齢の子だとジッと待っているのは難しいかもしれませんが、ただ元気に動き回っているだけではない何か違和感を初めて感じました。うまく言えないけど何か息子は違うかも‥。
●指差しで何かを伝えないのは気になると指摘される
健診では体の成長は問題なく終わりましたが、保健士さんとの面談で、『指差ししないのが気になる』と話がありました。
指差しは、相手に何かを伝える大切なコミュニケーションのひとつなので、それがでてこないのは少し心配ですねと言われました。
息子さんが過ごしやすい環境を整え過ぎてしまっているのかもしれないから、手の届く位置に物を置かずに、ママや周りの人に指差しや言葉で伝えないと欲しいものが取れないようにしたり、指差ししないといけないような環境を作ってみたら?とアドバイスをもらいました。
発達障害かも…と心配になり疑う日々が始まる
健診後、今まで飲みやすいようにストロー付きの水筒に入れておいていた飲み物を息子の手の届かないテーブルに置くようにしました。見える位置にいつもの水筒があるので、飲みたくなったら取って欲しいと何か私に伝えようとするかも…と期待しながら過ごしました。
でも、息子は私に何か伝えようとせず、一生懸命自分で水筒を取ろうとしていました。
私が、『欲しい時はこうやって指差しして取って~ってママに言うんだよ』と言っても必死に水筒を取ろうとしていました。結局水筒を取って渡しましたが、このあたりから息子は『発達障害ってやつなのかも…』と疑いを持つようになりました。
他に気になってきた行動
●公園の遊具でひとり夢中になってあそぶ
息子と公園に行っても、楽しいと思えない時があり親失格だな~と思う事がありました。これは妹が産まれてから気付いたのですが、妹のように遊具の上から『ママ~』と手を振ってくれたりとか、『一緒にすべろう』とすべり台に誘われたりとかそういった事が息子にはほぼなかったように思います。本人は楽しそうにもくもくと遊んでいるので、まぁ息子が楽しいならそれはそれでよいのですが、一緒に遊んでいるのに反応がないので私としては楽しく思えなかったのかもしれません。でも遊具でひとりニコニコ遊ぶ息子の姿はとってもかわいかったです。
なぜか小学生になってからは、遊具から『ママ~』『ママ~』と呼びながら手を振ってくれるようになりました。たまに恥ずかしいけど嬉しいです♥
●カメラ目線の写真が少ないかも・・・
携帯で写真を撮る時に、なかなか目線が合わないな~と思っていました。
息子の場合の裏技として、自撮りモードにして画面を見せて自分の顔が写った状態で撮ると、すごく良い笑顔の写真を撮る事ができたので同じ悩みのある方はお試しください☺
●動物園の動物にほとんど興味を示さない
喜ぶ姿を想像していたので、ほとんど無表情で動物を見つめる息子に少しがっかりした記憶があります。
動物園は小学校になってからの方が興味が出てきたよ。特別好きってわけではないけどライオンとか白熊とか動物の名前も覚えたよ。
この頃のお出かけ・好きな遊び、過ごし方
2歳が近くなった頃には、ブロックや積み木が大好きでした。発達障害について調べると積み木をひたすら並べるといったような行動がでてきますが、息子の場合はそういった行動はみられませんした。同じ形の枠に積み木を入れる遊びが大好きで、積み木を枠に入れると『やた~(※やった~)』と喜んでいました。
テレビのお母さんといっしょを見て、踊りを真似たり、歌番組を見てリズムを取ったりしていました。
私も主人も、旅行やお出かけが好きなので色々と外出もしました。電車や車、徒歩での移動も特別困った事はありませんでした。
2歳の誕生日の少し前に、京都旅行に行きましたが、階段が多く大人でも疲れてしまった伏見稲荷も山頂まで元気に登っていました。
食べ物はリンゴや梨などの果物が大好きでした。そしてお風呂上がりのあずきバーが日課になっていました。『いいな~』と言うと一口くれました。
自宅では、パパの横に座ったり、上に乗ってみたりと静かだけど必ず私か主人の横にチョコンと座っていることが多かったです。
振り返ってみて思う事
1歳は、言葉の遅れを気にして過ごした歳でした。発達障害の子供の特徴などをネットで調べては、これはあてはまる・あてはまらないを一喜一憂しては、息子が発達障害ではないと思えるような情報を探して安心して、そしてまた不安になってを繰り返していました。
これが出来ればママは安心できるのにと、息子にイライラしてしまった事もありました。心配するのはわが子が大切だから。でも、発達障害では?と気にするあまり1歳のかわいい時期を不安だらけで過ごすのはもったいないと思います。あの頃の自分に今の自分くらいの気持ちがあればよかったのになと思うばかりです…。
発達障害なのか、成長がゆっくりなだけなのか、これがあったらぜったい!という確定的な判断がしにくい所が親をモヤモヤさせるこ大きな原因のように思います。
もし、同じように悩みを持っている方がいれば、誰でもいいので相談したり紙に書いたりしてみるのもおすすめです。吐き出してみると意外とそんなに悩みこむ事でもなくて、前向きな気持ちになれることもありますよ☺
周りからは発達障害と言われるけど、僕にとっては普通の発達なんだよ
息子にとっては普通の発達。私たちから見て普通でない事が息子の普通。理解できない事もあったり、何を考えているのか、どう見えているのかわかればいいのになと思う事があります。発達障害があってもなくても、息子が、そして私たちも楽しく生活できればそれでよいのかなと思います。
お読み頂きありがとうございました☺
こんにちは!
今回は息子が1歳の時の様子をまとめてみました。
0歳までは特に発達障害を疑う事などなかったのですが、1歳になった頃から気になる事が増えてきたように思います。