目次
今回は療育手帳(愛の手帳)を取得してみて、メリットやデメリットなどあったかなどをまとめています。取得を考えている方は、ぜひぜひお読みください。
ちなみに僕はB2の判定を受けています。
療育手帳(愛の手帳)とはどんな手帳?
各自治体によって手帳で得られるサービスは違うと思うので、私たちが住んでいる横浜市の場合になります。横浜市では、療育手帳ではなく”愛の手帳”という名称で呼ばれています。
障害のある方の手帳は、障害の種類によって3種類に分かれていて、そのうちの1種類が”愛の手帳”になります。
手帳交付の対象者は、児童相談所又は障害者更生相談所において、知的障害と判定された方となっています。各区役所が窓口となって障害の程度により、A1(最重度)・A2(重度)・B1(中度)・B2(軽度)の4つ認定され、それによって支援の内容が変わってきます。
行政で決められたサービス以外にも、動物園などの施設で入場料の割引がうけられることもありますよ。
療育手帳(愛の手帳)を取得しようと思ったきっかけ
我が家の場合、診断を受けてすぐに療育手帳(愛の手帳)を取得しよう!とはなりませんでした。
やはり息子が療育手帳(愛の手帳)を持つことに抵抗があったのかもしれません。
手帳を持つこと=障害があるという事。
すごく重たい感じがするし、必要があれば主治医や担当のソーシャルワーカーさんから話があると思っていたので(今思うと人任せですね…。自分から相談するべきだったと反省です)特に必要がないモノだと思っていました。
取得のきっかけは、同じ療育のクラスのママとの会話から。
某遊園地で、療育手帳を提示して待ち時間を別の場所で過ごすなどの配慮をしてもらえたという話を聞きました。並んで待つのが苦手な子なので手帳がとても役に立って快適に過ごせたそうです。同じ療育のクラスの子が手帳を取得していた事を知り、それなら息子も取得できるのかもしれないな~と思いました。
手帳がある事で、快適に過ごせることがあるのなら、えいたろうも取得しようかな。
こんな理由で取得を決めました…。
療育手帳(愛の手帳)の交付まで
各区役所の担当窓口に申請をします。
手帳に貼るための写真が必要になります。
スピード写真に挑戦してみたけど、変なところ向いちゃって写真を無駄にしてしまって、ままさんに怒られちゃったよ…。えへへ
何事も経験と思い、スピード写真に挑戦しましたが…横向き写真がとれてしまい大失敗でした。結局丁度良いサイズで写りのよいスナップ写真を持参しました。
ちょうどよいサイズの写真がなくて困りました。カメラ目線で写真を撮るのが苦手なんです…。自撮りモードにして画面に顔が写ると良く撮れるんですが、そうすると超アップの写真なんですよね…。
申請から交付までは2か月程かかります。申請後、後日年齢に応じて18歳未満は児童相談所、18歳以上は障害者更生相談所で判定を受ける事になります。
児童相談所での判定が必要ですが、申請の前に療育センターで発達検査を受けていたので、その結果を判定に用いる事ができました。結果をお持ちの場合は、判定に使えるか申請時に確認してもよいと思います。
どんなサービスが受けられる?メリットはあるの?
私が感じているメリットは、『療育手帳B2です』と言うと、だいたいの息子の障害の程度が相手に伝わりやすいという事です。逆も言えるので、相手のお子さんの事もなんとなくですが知ることができます。
先輩ママからの体験談などを聞く機会が何度かありました。話を聞けるのはとても貴重です!ただお子さんに会った事のない中で話を聞く事もあるので、手帳の障害の等級があるとなんとなくの様子を知れるので話を聞く際にとても聞きやすくなる気がします。
そして、各種サービスが受けられます。こちらは『障害程度別該当事業一覧』という表にまとめられていて、手帳の交付の際に担当の方から簡単な説明を受けます。
あまりお得を期待する事が目的ではない手帳ないのかもしれませんが…受けれるサービスは受けた方が良いですよね! えへへ…
『外出を支援するサービス』として運賃の割引がありますが、JRの場合は横浜から宇都宮くらいまで息子が一人ででかけた場合に運賃が半額になるそうです…。多分使う事はないですね(^^)
横浜市営地下鉄は本人と付き添い1名が運賃半額になります。これは結構嬉しい。改札で手帳の提示が必要になります。もちろん手帳を忘れてしまうと割引が受けられません。
手帳を忘れてしまい、写メを提示しましたが原本でないとダメとの事でした。市営地下鉄は、運賃お高めなのでご利用の際は手帳を忘れないよう注意です!
手帳を取得したからといって、自動的にすべてのサービス(支援)が受けられるわけではないので、受けられる必要なサービス(支援)があれば、それぞれ申請をする必要があります。
もっと早く知りたかった。特別児童扶養手当
20歳未満の障害児を自宅で療育している保護者に支給される手当です。こちらは1級と2級に分かれていて、平成30年4月現在、1級で月51,700円・2級で月34,430円の手当が支給されます。
当たり前かもしれませんが、さかのぼっての支給はありません。障害の診断を受けていて手当を受けれる条件がそろっていても、自分で申請をして認定をされないと手当を受け取る事はできません。医師の診断書も必要になるので、申請を考えている方は早めに動いた方が良いと思います。
療育手帳B2の判定では、申請に医師の診断書が必要になります。(診断書の費用は実費です)
こちらについては、また別にまとめようと思います。こちらの手当も、療育手帳を取得したからといって自動的に支給されるものではありません。支給対象になるか、ならないかは、担当の方がどう判断するかだそうなのですが、支給額が結構大きいのでまずは申請してみた方が良いと思います。
月の金額も大きいし…早めに知っておきたかった…
療育手帳を取得しての感想まとめ
療育手帳を取得して、息子の障害がどのくらいなのか等級としてわかるのは、進路など先の事を考える上での目安のようなものになり、とても良いと思いました。
息子の場合は市営地下鉄に乗る際の割引と、利用している放課後デイサービスのイベントなどで割引を受けるために利用する程度です。常に携帯する事はなく、必要な時に持っていくくらいです。
手帳を取得し『特別児童扶養手当』の支給を受けられた事が一番のメリットだったかも…。
あとは、手帳の更新や手当の認定のために定期的に医師の診察や発達検査を受ける必要があり、そういった専門機関との関りをもっていられる事もよい事かなと思いました。
手帳を提示する事によって割引などのサービスが受けられるってのがメインかな。他の使い方もあるかもしれないけど、我が家ではそのくらいの利用です。
手帳を取得したことによってのデメリットを感じた事はありません。障害があるから取得できる手帳なので取得を迷っているならまずは申請してみてはいかがでしょうか?
年末調整などにも申請箇所がありましたよ(詳しくわかり次第追記します)
取得できる状態であるなら取得して受けれるサービスは受けた方が良いのかなと思っています☺
お読み頂きありがとうございました☺
こんにちは!!お読み頂きありがとうございます