転んで歯茎をけがしてしまい初めての歯科医院へ
1歳半健診や3歳児健診での歯科検診、保育園で行われる歯科検診でしか歯の検査は受けていませんでした。フッ素の塗布などは、行った方が良いかな~とおもいつつ、口を開けての診察は難しいし、暴れたり迷惑をかけたりするのも嫌だなと思ってしまい…行かないまま過ごしていました。
息子が保育園の年中さんの頃、階段で転んで口を階段の角にぶつけてしまったようで…。歯茎をガバっと怪我してしまいました。
怪我をした事の他に、発達障害がある事も伝えて受診をしました。
怪我をしている上に、歯医者さんの診察台やいろんな機械の音に怖がっている息子。とにかく診察中に動かないよう、私が抱っこした状態で診察台に座り、羽交い絞めのような感じで診察を受けました。その後、念のため障がい者歯科のある病院を紹介され受診しました。
歯が折れたりしていなかったので、あとは歯茎の回復を待つといった感じで治療は終わりました。
やはり、一般の歯科医院では、スムーズに診察ができないのは先生や周りの方へ迷惑がかかってしまうので申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまいます…。障がい者歯科のある病院では、そこをあまり気にしなくて良いのと、先生も慣れているのか優しく声掛けしてくれた印象でした。
初めての歯科医院の受診が、怪我をしての事だったので、息子にとっては”怖くて行きたくない場所”という印象がついてしまったようでした…。
怪我をした階段のあるお店にも近づけなくなってしまいました…。近くに行くと『行きたくない』と引き返してしまうくらいです…
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障害があっても受診できる歯科医を探してみる
それからなんとなく日にちが過ぎていき‥‥。小2の頃。
歯が生え変わりだした頃、けがした部分の歯茎と歯のあたりに気になる事がありました。これは病院で診てもらった方が良いかも。以前紹介された病院は、自宅から車で1時間程かかるため、近隣で診てもらえるところはないかと探してみました。
横浜市歯科医師会のホームページに障がい者歯科診療の案内があります。各区の対応病院の紹介もあるので参考にしてみてください。
その他の地域の方も、『発達障害 歯科 〇〇市』など、検索してみると良いと思います。
歯科医を予約してから受診まで
歯科医院へは、いきなり行くのではなく、歯科医院のホームページを見せたり、ネットで検索した写真などを見せて当日少しでも不安なく診察が受けれるようにしました。
そして当日。
診察台には一人で座る事ができ、私は足元の横に立って見守りました。コロナ禍だったので、診察前にイソジンでのうがいが必須だったのですが、色と匂いがダメだったようでうがいすることができませんでした。
家でもイソジンを購入しましたが、なかなかあの匂いと味が息子には克服できませんでした…。
診察は、息子に手鏡を持たせてくれて、口の中の状況を息子に見せながら丁寧に診察をしてくれました。虫歯も見つかったのですが、まずは診察に慣れるようにと歯のクリーニングから始めました。
歯のクリーニングは怖くなくて、頑張ってできました
保育園や学校での歯科検診では虫歯はなかったのですが、虫歯がありました。
集団検診では、息子が口を開けていられなかったりして見えにくい箇所もあったと思うので、やはりきちんと受診して診てもらう事が大切と感じました。
先生は、歯医者は怖いという風に思ってしまうとこの先大変だから、体を抑えたりして無理に治療をするのではなく、本人の気持ちを尊重しながら治療を進めましょうと仰っていました。
大学病院での麻酔下での治療
歯のクリーニングも終わり、次は虫歯の治療となりましたが、クリーニングの時と異なる機械を口に入れようとすると起き上がってしまい、なかなか治療が進みませんでした。虫歯が進行してしまうのは良くないので、麻酔を使って虫歯や抜歯(以前怪我をした前歯のところ)をした方が良いとのこと。紹介状を書いてもらい、大学病院を受診することになりました。
日帰りでの全身麻酔下での治療となりました。日帰りとはいえ麻酔を使っての事なので術前検査をしなくてはいけません。
術前検査の、レントゲン・心電図は問題なく出来たのですが‥‥
採血が大変でした。怖くて出来ないけど、やらないといけないので‥‥
看護師さんはとても慣れた様子で、息子はタオルで巻かれ4~5人の看護師さんに抑えられながら採決を終えました。処置室からは『助けて~やめろ~ママ~わ~~~』と息子の叫び声が聞こえ‥‥廊下で待っていた私は、『ごめんね』と思いながら少し涙ぐんでいました。
ちゃんと歯のケアしてあげていれば…ごめんね
看護師さんに手間をかけさせてしまってとても申し訳ない気持ちにもなっていたのですが、『終わりましたよ~頑張ったね~』と、大変さをこちらに感じさせないような対応をしてくださいました。スタッフの皆さんとても優しく接してくれて本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
日帰りでの治療も終わり、その後は元の歯科医院での定期受診となりました。
全身麻酔だったので翌日は学校をお休みしましたが、その週にあった運動会などはふつうに参加することができました。
まとめ
小学校3年生になった現在も、まだ1人で歯磨きができない息子なので仕上げ磨きが必須です。
歯磨きはくわえているだけじゃできないよ!
が私の口癖になっています。
『歯医者さん行こうか』と言うと、首をすごい横に振る息子。やはり苦手なようです。なのでまた虫歯になったら大学病院になるのかな…と。虫歯にならないようにケアしてあげないといけないですね。なんとなく毎日ただ過ぎていくだけになっているので、自分できれいに磨けるように根気強く教えていかないといけないなとも思いました。
自分もなのですが、歯医者の定期健診を先延ばしにしてしまいがちで・・・息子もその後定期健診を受けていないな…とブログを書いていて反省しました。こんなに色々な方のお世話になって治療してもらったのに…。早めに受診をしようと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
病院で暴れたりしたら嫌だな…となかなか行きにくかった歯医者さん。
息子は虫歯ができてしまい…なかなか治療が進まずに、結局は大学病院で全身麻酔をしての治療となってしまいました…。
歯医者さんに定期的に通う事で、怖くて痛い思いをしての治療をせずに済むと思います。日々のケアが大切だと改めて思いました。(ごめんね…えいたろう)
同じように歯科医院の受診をためらっている方や、受診を考えている方の参考になればと思います。ぜひお読みください☺